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アレルギー性疾患

アレルギー性疾患

結膜炎とは

結膜炎は、眼球の白目とまぶたの裏側を覆っている膜(結膜)が、赤く充血して炎症を起す病気です。
感染で起こる細菌性結膜炎やウィルス性結膜炎、アレルギーで起こるアレルギー性結膜炎など、さまざまな種類があります。

アレルギー性結膜炎とは

アレルギー性結膜炎は、アレルギー反応により、目の充血やかゆみが起こる病気です。
アレルギーは外から入ってくる異物に対して体が過剰に反応することで起こります。
アレルギーの主な症状は、「目がかゆい」、「ゴロゴロする」、「目やにが多い」などがあります。
清潔な環境になり人体に備わった防御機構が本来の敵以外の物質に過剰に反応することが増えてきていることが、アレルギー性疾患が増加している原因の様です。

アレルギー性結膜炎の分類

1. 花粉症(季節性アレルギー性結膜炎)

花粉が原因で生じるアレルギーです。
ほとんどはスギやヒノキなどの花粉による結膜炎で、患者さんの約7割が「アレルギー性鼻炎」もあわせて発症するといわれています。
季節性アレルギー性結膜炎の場合は、毎年決まった時期に目のかゆみなどの症状がみられます。
関西でのスギ花粉の飛散は、2月から3月がピークで、4月を過ぎるとほぼ落ち着きます。
その頃増えてくるのがヒノキの花粉で4月にもっとも多く飛散します。
イネ科の花粉はほぼ1年を通して飛散しています。
8月の終わり頃から10月にかけてブタクサやヨモギの花粉が飛散し、カナムグラは夏頃から11月にかけて飛散しますが、飛散量はさほど多くありません。
花粉カレンダー

2. 通年性アレルギー性結膜炎

常に身の回りにあるので、1年を通して症状が慢性的にみられるのが特徴です。
ほこりなどの中にあるハウスダストやダニが主な要因となって発症します。
イヌやネコの抜け毛やフケ、カビもアレルギーの原因になる場合があります。
最近の住まいは気密性の高い窓が多く冷暖房設備が整っています。
この通気性の悪い環境がダニにとっては好都合になるので、注意が必要です。
したがって、頻回に掃除を行いほこりを除去したり、換気などの環境整備による抗原除去が非常に重要となります。

3. 春季カタル

春季カタルはアレルギー性結膜炎の慢性重症型です。
春季とは若年者という意味で症状は1年中でます。
特に小学生の男の子に多く見られますが、アトピー性皮膚炎を合併することが多くなった最近では、20歳代でも強い症状がみられる人がいます。
目のかゆみが非常に強いうえ、結膜に石垣のような凸凹ができます。
黒目(角膜)の表面に多くの小さな傷ができるため、異物感が強く、光をまぶしく感じます。
炎症が強いときは角膜に白い混濁ができることがあります。
ひどくなると、混濁部分で上皮が剥がれ落ちて「角膜びらん」「角膜潰瘍」という状態になることもあります。

4. 巨大乳頭結膜炎

巨大乳頭結膜炎とは、上まぶたの裏に大きなボツボツとした結膜乳頭による隆起が多数発生し、炎症を起こしている状態です。
コンタクトレンズについたタンパク汚れに対するアレルギー反応が原因で、汚れたコンタクトレンズで発生します。
異物感、くもり、めやに、が出るほか、重症になるとコンタクトレンズが上方にずれやすくなります。

アレルギー性結膜炎の症状

季節性アレルギー性結膜炎、通年性アレルギー性結膜炎、春季カタルに共通する自覚症状として、「目がかゆい」、「ゴロゴロする」、「目やにが多い」などがあります。

アレルギー性結膜炎の診断

アレルギー性結膜炎は、充血やかゆみなどの症状や結膜の状態から診断します。
また、どの抗原(アレルゲン)に反応しているかを知るために、血液(血清)の抗原特異的IgE抗体濃度を測定することでどのアレルゲンに反応しているかを知ることができ、予防や治療の際に非常に有益な情報を得られます。
アレルギーの原因は人によって異なるため、検査を受けて自分のアレルゲンを知っておくことが大切です。
検査をご希望の場合は、お気軽にご相談ください。

アレルギー性結膜炎の治療

アレルギー性結膜炎の治療の基本は、薬物療法(目薬)となります。
薬物療法の目的は「根本的な治療」ではなく、日常生活に支障がないように、かゆみなどの「症状を軽くする」ことが中心となります。
治療には、抗アレルギー点眼薬(抗ヒスタミン薬、ケミカルメディエータ遊離抑制薬)が主に使われます。
アレルギー性結膜炎症状が強いと、ステロイド点眼薬や免疫抑制点眼薬などを併用する場合がありますが、ステロイド点眼薬は長期間使用すると眼圧が高くなるリスク(ステロイド緑内障)があるので、定期的な眼圧のチェックが必要です。
目薬は症状によって使い分けますが、初期のうちに抗アレルギー点眼薬を使い、炎症を悪化させないようにするのが治療の基本となります。

アレルギー性結膜炎の初期療法

花粉などが原因のアレルギー症状の場合、症状が出る前の花粉飛散時期の約2週間前から、または症状が少しでも出てきたら、抗アレルギー点眼薬による治療を始める方法で、初期療法を行う事で花粉飛散ピーク時の症状が軽くなります。
毎年花粉症がひどい場合は、症状があらわれる前に受診することをおすすめします。

目のかゆみを和らげる方法

目がかゆいからといって、こすったり、たたいたりすると、目を傷つけてしまいアレルギー性結膜炎とは異なる網膜剥離や白内障などの病気になってしまう可能性があります。
目がかゆくなってしまっても、とにかくこすらないことが大切です。

かゆみを和らげる方法

・冷たいタオルで目を冷やす
・タオルを巻いた保冷剤で目を冷やす
・点眼薬を使用する前に、人工涙液などで抗原を洗い流す(1回使い切りタイプの点眼薬は液が残っていても開封したら捨てる。防腐剤の入った人工涙液は避ける)
・水道水での洗眼は避ける(塩素による刺激を避ける)

アレルギー性結膜炎における日常生活の注意点

アレルギー性結膜炎のつらい症状は、アレルギーの原因となるアレルゲンを遠ざける工夫をすることで、ある程度軽減できます。
花粉などの季節性のアレルゲンについては、その花粉が飛ぶ季節には、花粉になるべく接しないような工夫をします。
外出時にはメガネやゴーグル、マスクを着用するのも効果的です。
洗濯物は外に干さない。
外出から帰った時は服についた花粉を払い、洗顔、うがいなどで体から花粉を落とす。
人工涙液を点眼し、花粉を除くといった対策もあります。
ダニやハウスダストなどの通年性のアレルゲンについては、室内環境や寝具の改善、ていねいな掃除などが有効な対策となります。
アレルギー症状がひどい時には、コンタクトレンズの使用は控えましょう。