ドライアイ

あなたは大丈夫?ドライアイチェック

ドライアイとは

あなたは大丈夫?ドライアイチェックドライアイとは涙の分泌量の不足や、涙の質が変わることで目の疲れ、乾燥、かすみ目、目がごろごろするなどの不快感が起こる疾患です。
涙には目を異物・乾燥から守る役割があるだけでなく、角膜に必要な栄養・酵素を届けるという大切な役割もあります。
この涙が眼球に均等に行き渡らなくなるのがドライアイで、コンタクトレンズの装用、空気の乾燥、まばたきの回数の減少、長時間のパソコン・スマートフォンの使用などが原因で起こります。

症状チェック

症状チェック

  • 目が疲れる
  • 目が乾燥する
  • 目がかすむ
  • 目がかゆい
  • 目がごろごろする
  • 目がしょぼしょぼする
  • 目が重たい
  • 目が痛む
  • 目が充血する
  • 目やにがよく出る
  • 目が見えにくい
  • 光を眩しく感じる

10秒チェック

ドライアイのセルフチェックとして、「10秒チェック」というものがあります。
10秒間、まばたきせずに目を開けていられない場合、ドライアイの可能性が高いと言えます。
一度お試しになられて、「ドライアイかもしれない」となった場合は、大阪市鶴見区の大阪鶴見まつやま眼科へお気軽にご相談ください。

ドライアイの原因

現在、日本のドライアイ患者数は推計約2200万人に上るという調査があります。
ドライアイになる原因として次のようなことが挙げられます。

コンタクトレンズを着用している

コンタクトレンズを装用すると涙の表面の油層が破壊されてしまうため、目が乾燥しやすくなります。
さらにケアを怠ってコンタクトレンズが汚れていたり、傷が付いていたりすると、より目の乾燥を引き起こしやすくなります。

空気が乾燥している

長時間のエアコンの使用などにより、室内の空気が乾燥しているとドライアイが起こりやすくなります。
空調を使用する時は加湿するか、空調の風が直接顔に当たらないようにするなどして、できるだけ目の乾燥を防ぐようにしましょう。

まばたきの回数が少ない

瞬きには涙の分泌を促したり、涙を眼球の表面に均等に行き渡らせたりする役割があります。そのため、まばたきの回数が少なくなると目が乾燥して、ドライアイになりやすくなります。
通常、1分間のうちに20回程度まばたきするとされていますが、これが運転や読書、事務作業などに集中すると4回程度まで減少すると言われていますので、意識的にまばたきをして涙の分泌を促進するようにしましょう。

マイボーム線機能が低下している

マイボーム腺とは瞼の縁にある分泌腺のことで、これが脂肪で詰まることで分泌物が溜まって、しこりや腫れが生じます。
麦粒腫と似た状態となりますが、霰粒腫ではあまり痛みが生じないのが特徴です。

結膜炎の影響

結膜で炎症が起こるとムチン層(分泌された涙を安定させるもの)が生成されにくくなり、目が乾燥しやすくなります。

加齢

加齢による涙の分泌量の減少、マイボーム線機能の低下、まばたきの回数の減少などもドライアイの原因となります。

ドライアイはひどくなると(重症化)どうなる?

ドライアイが重症化すると、視力低下や痛み、角膜上皮剥離(角膜が乾燥してはがれる病気)を発症してしまうこともあります。重症な状態を放置した場合には、乾燥により角膜に傷ができ、視力低下の進行や角膜の傷に細菌感染を起こし角膜潰瘍となり、急激に視力が下がることもあります。
「ただの目の乾燥」と思って放置していると、重篤な事態を招く恐れがありますので、お早めに当院へご相談ください。

ドライアイの検査方法

シルマー検査

涙の分泌量を調べる検査で、試験紙を下瞼の端に挿入していただき、涙によって濡れた長さでその量を測定します。

角結膜生体染色検査

フルオレセイン染色液を点眼して角膜や結膜を染色し、スリットランプなどを使って角膜・結膜に傷などがないか調べます。

ケラトグラフ

目に溜まっている涙の量、涙の質(安定性)、マイボーム腺の状態など、ドライアイの診断に役立つ情報を収集することができます。
治療効果の判定にも活用されます。

BUT検査

涙の質(安定性)を調べる検査で、目を開いてから涙の膜が破壊されるまでの時間を計測します。
BUT(Break Up Time)が5秒以下の場合、ドライアイの可能性が高いと言えます。

ドライアイの治し方・改善方法

目薬で乾燥を防ぐ

目薬で乾燥を防ぐ小まめに目薬をさすことで、乾燥を防いでドライアイを改善・予防することができるようになります。
市販されている目薬には様々な種類がありますが、防腐剤不使用のものがおすすめです。

専用の眼鏡を着用する

目の乾燥や涙の蒸発を抑制するドライアイのための眼鏡がありますので、これを装用してドライアイを防ぐようにしましょう。

まばたきの回数や加湿を意識する

瞬きの回数が減少したり、室内が乾燥していたりすると目が乾燥してドライアイになりやすくなりますので、意識的にまばたきをしたり、加湿したりして乾燥を防ぐようにしましょう。

眼科で治療を受ける

涙点閉塞

ドライアイに対してはまず、点眼薬による治療を行います。
ですが、点眼薬では十分な効果が得られない場合には、涙点閉塞と言う治療を行う場合があります。
涙の流出経路である涙点にプラグを差し込んで閉塞することで、涙を保持しやすくして乾燥を防ぎます。

マイボーム腺機能不全治療

ドライアイの方の多くは、マイボーム腺機能に何らかの問題を抱えていらっしゃいます。
マイボーム腺機能不全治療では、IPL(Intense Pulsed Light)という光をマイボーム腺に照射することで、その機能を改善していきます。

TOPへ戻る